好きを語ろう第1回:江戸川乱歩『明智小五郎事件簿(III)蜘蛛男』

集英社文庫から刊行中の『明智小五郎事件簿』を読んでいる。

編年体で再編集されているので時代の変化が面白い。

或いは明智小五郎の探偵としての遍歴も感じ取れる。

『蜘蛛男』は怪奇色が割合に強めで大変好み。

ただ,改めて冷静に読むと酷い展開であるようにも感じる。

何度か明智小五郎も失策を繰り返しているしね。

怪人としての蜘蛛男にはあまり面白味がないかなあ。

それよりも彼の手下として働く青年の方が興味深いです。

内容はあまり覚えていなかったけれど,石膏像に模された美女の腕というのは素敵。

この部分だけは強烈な印象で想い出に残っておりました。

しかし,最終章の展開のあっさり感は凄いなあ。

あと,あんなに簡単にピストルの銃弾だけ抜き取れるものなのかしら。

一度はやってみたい技でありますけれどね。

好きを語ろう(美術篇)

はっきりと西洋絵画偏重。

特にルネッサンス期の作品が大好き。

題材は聖書や神話,伝説に由来するものかなあ。

同傾向にあるラファエル前派も好きですね。

或いは作品に意味を持たせない耽美主義なんかも。

逆に苦手なのは印象派に由来する美術派。

ポスト印象派キュービズム,フォービズムは理解出来ません。

単に自分に美術鑑賞者としての素養がないんだろうけれど。

よって,20世紀以降の近現代芸術は趣味外となります。

ポール・デルヴォールネ・マグリット等は例外だけどね。

あー,サルヴァトーレ・ダリやポール・デ・キリコあたりもか。

オディロン・ルドンも忘れちゃいけなかった。

あとは博物画や静物画は意外に好き。

特にヴァニタスを描いた作品は心惹かれます。

ブリューゲルの版画も大好きよねえ。

例に漏れず,幻想的な作風の絵画には魅せられてしまいます。

西洋画偏重とは言ったけれど,最近は東洋画も少しずつ観ている。

特に浮世絵は面白い。

河鍋暁斎歌川国芳月岡芳年あたりはとりわけ楽しい。

また,日本画でも博物画は大好きです。

あとは幽霊画や妖怪画。

近現代の日本画には全く明るくないのですが,東郷青児の作品は大好き。

もう少し日本画を含む東洋画は勉強したいものです。

趣味の枠組みを広げて行くのが今後の課題でありましょうか。

美術的な素養のなさは自覚しているので審美眼は最早諦めているけれども。

そのあたりは知識で補っていきたいものであります。

好きを語ろう(映画篇)

割と雑食,ではないかな。

明らかに苦手なのは邦画。

観ないわけではないけれど,積極的に観たい作品は少ない。

アニメや漫画の実写映画化は大好物だけどね。

剥き出しの地雷作品って心奪われるじゃないですか。

特撮はなんだかんだで結構観ている。

テレビの本シリーズはあまりきちんと観ていないのにね。

アニメはものによるけれど,総じて多くはない。

自分の鑑賞する映画の大半はやっぱり洋画ということになっちゃいます。

それもハリウッド系の大作が多い。

個人的には単館系の作品も好きなんだけど,地方在住の身には機会が少ないのよね。

どうしても観たければ,都会までの遠征を敢行することもあるけど。

基本的には娯楽映画大好き。

爆発分が多ければ多いほどいい。

知能指数が下がりそうな映画は評価が高くなります。

後はやっぱりアメコミ原作の映画が好き。

アメコミ自体は全く読んでいないんだけどね。

ホラー映画はものにもよるけれど,積極的に観に行きたい。

スパイもの大好き。

逆に感動を強制されるやつはあんまり好きじゃない。

好きな女優は断然アマンダ・サイフリッド

スカーレット・ヨハンソンやレア・セドゥもいいよね。

勿論,ミシェル・ロドリゲスも忘れちゃいけない。

レイチェル・マクアダムスもかわゆいねえ。

このあたりは出演するからという理由だけで観ることもあります。

ミア・ワシコウスカクロエ・グレース・モレッツもか。

観たい映画はなるべく劇場で観たいなあ。

というか,DVD或いはBD化されて,観ることは殆どない。

映画は劇場で見るものという認識になっています。

その方が集中できるしね。

 

明日は「美術」篇になるかなあ。

ちょっと微妙。

好きを語ろう(ゲーム篇)

電源系も非電源系も等しく好き。

と言っても,TRPGなんてここ十何年もやってないけどさ。

相手がいるゲームってのは環境に左右されちゃいますね。

最近邦訳された新版のT&Tは欲しいんだけどなあ。

とか言ってたら,夏にはD&Dの最新版も邦訳とか。

ちょっと買ってみたくなりますね。

国産物だとローズ・トゥ・ロードが一番好き。

勿論,ブルーフォレスト物語ソードワールドRPGも。

ソードワールドRPGは2.0になってからは興味なし。

やっぱりフォーセリア世界が魅力に感じるのよね。

電源系でもRPGが好きだけど,他のゲームも結構遊びます。

機種はPS Vitaが主力で,他にはPS43DS

Switchもいずれ買っちゃう気がするけれど,ゲーム次第かなあ。

アクションゲームは下手の横好き。

閃乱カグラ』あたりがちょうどいい感じ。

『デッド・ライジング』も好きだけどねえ。

電源系ゲームの原点はやっぱり『ドラゴンクエスト』。

その更に源流にある『ウィザードリィ』も大好き。

因みにドラクエなら3が,FFなら6が好みです。

恋愛系ゲームは好き嫌いが激しいかなあ。

トゥルーラブストーリー』の血を受け継ぐ作品は大抵遊んでいますね。

フォトカノ』も『レコラヴ』も満足だった。

この手のゲームだと『リフレインラヴ2』が想い出に残ってます。

想い出と言えば『ワイルドアームズ』も忘れられない。

シャドウハーツ』も良かったなあ。

どちらも続篇が期待できないのがちょっと残念です。

とりあえずは『ドラゴンクエスト11』が楽しみ。

PS43DSもどっちも買ってしまいそうだ。

年内に遊べると嬉しいなあ。

 

明日は「映画」篇,かな?

好きを語ろう(音楽篇)

好きな音楽を問われるならば,答えは簡単でヘヴィメタル

というか,それ以外の音楽はほぼ聞いていない。

ジャンル論は語らないけれど,ヘヴィメタルに類する音楽は大抵好き。

シンフォニックもゴシックもメロスピもスラッシュもデスも等しく貴い。

自分の中でハードロックやメタルコアに属する音楽はあまり興味ない。

国や民族も不問。

好きに国境はないと信じている。

と言っても,傾向はあるわけで,ドイツや北欧偏重なのは否めない。

英米メタルはなんとなく苦手感がないでもない。

MEGADETHKAMELOT,SAVAGE MESSIAHといった例外も勿論ある。

国産メタルも偏見なく楽しむよ。

陰陽座はこれまで一番ライヴに行ったバンドだしね。

へヴィメタルとはちょっと違うけれど,Gacharic Spinだって行っちゃう。

一番好きなのはBLIND GUARDIANというのは全く揺るがない。

HELLOWEENSTRATOVARIUSも大好きだけどね。

最近は女性ヴォーカルを擁する国産へヴィメタルに嵌っていなくもない。

中でもMARY'S BLOODが大のお気に入り。

年に一度の楽しみはLOUD PARK

まあ,まだ二回しか参加したことはないんだけどね。

地方在住者にはやっぱり敷居が高いイベントではあります。

へヴィメタル以外も多少は聴きます。

代表的なのは天野月やEvery Little Thingなど。

ELTはなんか好きなんだよね。

持田香織のあの切ないバラードは心に沁みると思う。

積極的に追いかけているわけでもないのだけれど。

やっぱり僕にはヘヴィメタルが神の音楽なのである。

きっと死ぬまで聴き続けるんだろうなあ。

 

というわけで,明日は順番から言えば「ゲーム」篇かなあ。

好きを語ろう(漫画篇)

昨日に引き続き「好き」を語りたいと思います。

今日は「漫画」篇。

 

ぶっちゃけ雑食。

というわけで,昨日の「小説」と同じ感じ。

興味の赴くままに手を出しています。

傾向としては週刊少年サンデー週刊少年マガジンよりも週刊少年ジャンプ派。

と言っても,20年以上前の週刊少年ジャンプ派ですが。

そして,それよりも月刊アフタヌーンハルタの方が好きです。

今一番好きな漫画雑誌は月刊@バンチだけどね。

少年漫画と少女漫画の比率は3:4といった按配。

好きな漫画家と言えるのは誰かなあ。

紫堂恭子久正人那州雪絵麻生みことあたりは名前を挙げたいところ。

特に那州雪絵の『ここはグリーン・ウッド』は永遠の一冊候補。

勿論,ゆでたまご車田正美も大好き。

この最近の『キン肉マン』の展開は熱くてたまりません。

聖闘士星矢冥王神話』はもう少し定期的に連載して欲しい。

好きな漫画の傾向はあるようなないような。

最近は買うだけ買って積んでしまうことも多いです。

歴史を題材とした作品は積極的に読んでいきたいところ。

猟奇的な描写にもそれ程抵抗はありません。

割とどんな作品でも楽しめるというのはいいことなのかどうなのか。

世間の評判は気にしないので流行には疎いです。

本当はアメコミも読みたいんだけど,流石に其処までは手が回らない。

スポーツ物は好きなんだけど買っている作品は少ないなあ。

最近では『あさひなぐ』くらいかもしれません。

新たな作者を開拓するのが或る意味では趣味かもしれません。

衝動買いした漫画が当たったときの喜びは最高ですね。

とりあえず,今の注目は『エリア51』がどのように帰結するか,かなあ。

悪魔将軍と超人閻魔の対決も毎週固唾を呑んでいるのですけれども。

 

というわけで,「漫画」篇でした。

相変わらず,まとまりのない文章だなあ。

明日は「音楽」篇を書けるといいな。

好きを語ろう(小説篇)

4月からいろんなものをお勧めする記事の掲載を構想中。

というわけで,自分の好きなものを語っていきたい。

先ずは「小説」篇から。

 

ぶっちゃけ,割と雑食。

何でも読むし,何にも読んでいない。

敢えて言うなら,ミステリィやSF,ファンタジィなどのジャンル文学が好み。

純文学はあまり読まない。

話題になった本も「他の人が読んでるからいいや」の立ち位置になっちゃう。

好きな作家は以前は田中芳樹とか京極夏彦とか答えていたなあ。

今ならなんて答えるかしら。

所謂文豪なら中島敦とか泉鏡花とか。

幻想系の文学に心惹かれる傾向はあるんだろう,きっと。

出版社でいうなら断然早川書房東京創元社

筑摩書房も大好き。

でも,やっぱり原点は児童文学と言えるかもしれない。

ケストナーの『飛ぶ教室』はいつまでたっても忘れられない。

勿論,『楽しいムーミン一家』も大好き。

飛行鬼にはずっと憧れている。

最近読んでいるのはジェフリー・ディーヴァー

定期的に猟奇系或いはシリアルキラーの登場するミステリィが読みたくなる。

今はその絶賛発作中。

その反動で〈日常の謎〉系ミステリィは食傷気味。

ライトノベルは読まなくもない程度。

昔の富士見ファンタジアや角川スニーカー,朝日ソノラマは好きだったんだけどね。

冴木忍の〈メルヴィ&カシム〉や〈道士リジィオ〉は今でも続篇を待っている。

あー,忘れてた。

神月摩由璃の『幾千の夜を超えて』は僕の宝物。

あの小説との出逢いは今も輝きを帯びている。

こんな物語を織りたいなあと思わせた数少ない作品のひとつだ。

また,いつか,あんな物語と巡り合いたい。

それが僕の読書の根源にあるのかもしれない。

 

こんな感じで明日は「漫画」篇を書けたらいいな。