好きを語ろう第3回:春河35『文豪ストレイドッグス(12)』

一時期程の熱は自分の中では感じなくなったかなあ。

文豪異能戦闘漫画といういい意味で悪質な設定は好み。

迂闊に歴史に名を残すとえらい目に会いますね。

ポートマフィアがすっかり仲間っぽくなったのはあまり気に入らない。

何よりも組合勢の出番が殆ど言っていいほどないのは残念。

モンゴメリーとか大好きなんだけどなあ。

まあ,今はドストエフスキーとの戦いが主なんで仕方ないんだけど。

早くクリスティも本格的に参戦して欲しいものでありますよ。

尾崎紅葉とか樋口一葉はそれなり見せ場が多くて嬉しかった。

そして,福沢諭吉の不在を埋めるのが江戸川乱歩ってのはいいよね。

国木田や谷崎,花袋あたりの存在感も良かったです。

福沢諭吉森鴎外の師匠が登場したけれど予想通り過ぎるのはちょっとアレ。

異能も当然のようにあの作品から取られているしね。

もうちょっと期待以上に予想外の展開を望みたいものです。

初期の新鮮味が薄れてしまった感はありますねえ。