広島&岡山行ってきました
初日:宮島
二日目:倉敷
まあ,定番コースですね。
仕事場旅行で幹事だったので,土地勘あるとこは楽でした。
どちらも食べるものには困らないしね。
夜の宴会が料理が多くて残してしまったのが残念。
お土産はもみじまんじゅうガチャ用に32種類のもみじまんじゅうです。
こうすると割と楽しめそうです。
あー,やっぱ旅行はいいなー。
一人旅のほうが楽だけど。
年内に行くところを考えねばですね。
好きを語ろう第4回:ジェフリー・ディーヴァー『魔術師』
今年はジェフリー・ディーヴァーの〈リンカーン・ライム〉を読んでいます。
で,『ボーン・コレクター』から読み始めたのですが,これが大当たり。
もっと早く手を出していればなあと思うことしきりであります。
何と言っても,特殊技能を持った捜査官たちの群像劇というのが楽しい。
個人的には変装の名手であるフレッド・デルレイが大好き。
その神出鬼没さがたまりません。
勿論,卓越した分析能力を持つリンカーン・ライムその人も好きなんですけどね。
で,一番最近読んだのが『魔術師』。
今回の敵役がほぼインチキレベルの奇術師というのが素敵過ぎます。
存在が被るからなのか,フレッド・デルレイが登場しなかったのが残念。
変装の名手同士の丁丁発止を観たかった気がします。
とは言え,事件の真相そのものはこれまでに比べれば予想し易い。
尤も,これは単に〈リンカーン・ライム〉の文法に慣れてしまっただけかもですが。
〈シャーロック・ホームズ〉直系の推理小説好きならお勧めです。
毎度ある最終盤での二転三転する展開に胸躍らずにいられません。
好きを語ろう第3回:春河35『文豪ストレイドッグス(12)』
一時期程の熱は自分の中では感じなくなったかなあ。
文豪異能戦闘漫画といういい意味で悪質な設定は好み。
迂闊に歴史に名を残すとえらい目に会いますね。
ポートマフィアがすっかり仲間っぽくなったのはあまり気に入らない。
何よりも組合勢の出番が殆ど言っていいほどないのは残念。
モンゴメリーとか大好きなんだけどなあ。
まあ,今はドストエフスキーとの戦いが主なんで仕方ないんだけど。
早くクリスティも本格的に参戦して欲しいものでありますよ。
そして,福沢諭吉の不在を埋めるのが江戸川乱歩ってのはいいよね。
国木田や谷崎,花袋あたりの存在感も良かったです。
福沢諭吉と森鴎外の師匠が登場したけれど予想通り過ぎるのはちょっとアレ。
異能も当然のようにあの作品から取られているしね。
もうちょっと期待以上に予想外の展開を望みたいものです。
初期の新鮮味が薄れてしまった感はありますねえ。
好きを語ろう第2回:水谷フーカ『14歳の恋(7)』
14歳の切なく甘酸っぱい恋模様を描く群像劇の第7巻。
長井君と日野原先生のふたりがたまらない。
中学生男子と大人の女性という組み合わせは最高ですね。
同じことは一瀬君にも言えるんだけど。
勿論,彼方と和樹の主人公組も可愛いです。
特に進学志望届のお話が素敵でありました。
思わずジタバタジタバタしたくなってしまいます。
今巻で一番好きな場面は音楽室で無意識に頬を寄せる長井君と日野原先生。
なんてことのない描写なんだけど,心に沁みるものがあります。
いやあ,もう,本当に好きな作品です。
好きを語ろう第1回:江戸川乱歩『明智小五郎事件簿(III)蜘蛛男』
編年体で再編集されているので時代の変化が面白い。
或いは明智小五郎の探偵としての遍歴も感じ取れる。
『蜘蛛男』は怪奇色が割合に強めで大変好み。
ただ,改めて冷静に読むと酷い展開であるようにも感じる。
何度か明智小五郎も失策を繰り返しているしね。
怪人としての蜘蛛男にはあまり面白味がないかなあ。
それよりも彼の手下として働く青年の方が興味深いです。
内容はあまり覚えていなかったけれど,石膏像に模された美女の腕というのは素敵。
この部分だけは強烈な印象で想い出に残っておりました。
しかし,最終章の展開のあっさり感は凄いなあ。
あと,あんなに簡単にピストルの銃弾だけ抜き取れるものなのかしら。
一度はやってみたい技でありますけれどね。